2013年01月21日
濾過される美しき言の葉
昨日、1月20日は『大寒』でした。
一年のうちで、もっとも寒くなる日
と言われていますが
この頃、汲んだ水はその冷たさから
雑菌が棲めないほど清いと尊ばれ
その水で日本酒やお味噌、お醤油などの
『寒仕込み』が行われるんですよ。
寒さに耐えながら
じっくりと蓄えられていく味わいだからこそ
芳醇な香りと
美しく濾過された旨み
口中にふわりと優しく広がる甘味が
与えられるのでしょう・・・
厳しい冬を乗り越えたからこそ
あたたかな春を迎えられる。自然の摂理です。



そんな大寒の昨日
詩人の柴田トヨさんが
天国に旅立っていかれたそうです。
私 辛いことが
あったけれど
生きていてよかった
あなたもくじけずに
生きていれば
辛いことや嫌なことも
多々ありますが
乗り越えたからこそ
素晴しい人生の春を見つけられたトヨさん。
まるで、旅立つ日を選んだように
感じたのは私だけでしょうか・・・。
手のひら『掌』はもともと
“たなごころ”といって
心の手という意味があるそうです。
転んで泣いている子どもに
「痛いの痛いの、遠いお山に飛んでいけぇ~っ」と
手を当てて笑ってあげると
不思議と痛さが和らぐのと同じように
柴田さんの詩は
閉塞感のある現代社会に
飾り気のない言の葉を
自らの(心の)手で
ノートにしたためていたからこそ
誰もが寄り添いたくなったのでは
ないでしょうか。
メールやチャットもいいけれど
大切な人には
時には自らの手で
心の葉を集め綴ってみましょう。
きっと、気持ちが届くはず。
濾過された
美しい言葉だけが
人々の心を癒すことができるのですから・・・・
もうすぐ百歳になる私
天国に行く日も
近いでしょう
その時は
陽射しとなり
そよ風になって
皆様を応援します
(柴田トヨさんの詩より抜粋)

一年のうちで、もっとも寒くなる日
と言われていますが
この頃、汲んだ水はその冷たさから
雑菌が棲めないほど清いと尊ばれ
その水で日本酒やお味噌、お醤油などの
『寒仕込み』が行われるんですよ。
寒さに耐えながら
じっくりと蓄えられていく味わいだからこそ
芳醇な香りと
美しく濾過された旨み
口中にふわりと優しく広がる甘味が
与えられるのでしょう・・・
厳しい冬を乗り越えたからこそ
あたたかな春を迎えられる。自然の摂理です。



そんな大寒の昨日
詩人の柴田トヨさんが
天国に旅立っていかれたそうです。
私 辛いことが
あったけれど
生きていてよかった
あなたもくじけずに
生きていれば
辛いことや嫌なことも
多々ありますが
乗り越えたからこそ
素晴しい人生の春を見つけられたトヨさん。
まるで、旅立つ日を選んだように
感じたのは私だけでしょうか・・・。
手のひら『掌』はもともと
“たなごころ”といって
心の手という意味があるそうです。
転んで泣いている子どもに
「痛いの痛いの、遠いお山に飛んでいけぇ~っ」と
手を当てて笑ってあげると
不思議と痛さが和らぐのと同じように
柴田さんの詩は
閉塞感のある現代社会に
飾り気のない言の葉を
自らの(心の)手で
ノートにしたためていたからこそ
誰もが寄り添いたくなったのでは
ないでしょうか。
メールやチャットもいいけれど
大切な人には
時には自らの手で
心の葉を集め綴ってみましょう。
きっと、気持ちが届くはず。
濾過された
美しい言葉だけが
人々の心を癒すことができるのですから・・・・
もうすぐ百歳になる私
天国に行く日も
近いでしょう
その時は
陽射しとなり
そよ風になって
皆様を応援します
(柴田トヨさんの詩より抜粋)

Posted by cion at 19:53│Comments(2)
この記事へのコメント
永遠の命を得た魂に
合掌。
合掌。
Posted by キ-ス at 2013年01月21日 20:47
柴田トヨさん…
お名前は耳にしたことありましたが、作品を読んだことはありませんでした。
美しき言の葉…
読んでみます。
お名前は耳にしたことありましたが、作品を読んだことはありませんでした。
美しき言の葉…
読んでみます。
Posted by こまち at 2013年01月22日 08:57