♪体験型ワーククラフトイベント、講習会随時受付中 「おしゃれHAPPYブローチ作り」より





わかやまSutekiクローゼット(通称ステクロ)は
コーディネーター、保育士、イベントプランナー&ライターにより
2008年に結成
アートクラフト系ワークショップをメインに
企画から運営、活動を行う
女性2人組です
それぞれがもつ個性を活かして
引き出しをたくさん持っている・・・
そこに和歌山の“Suteki”をどんどん詰め込んで
たくさんの方に紹介したい
また
親と子がともに楽しみ、時には学び
豊かな心を育むきっかけとなるような
アイデアを発信したい
という気持ちが込められています
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sutekiな仲間と                         sutekiな時間を                         sutekiに楽しむ (=^・^=)しっかりものの元保育士でステクロのクリエイター・カノコ
(=^・^=)プランニングディレクター・営業&ライター・まーしゃ

2014年08月16日

ただいま

って、

君はだあれ?

(;^_^A
  

Posted by cion at 21:21Comments(0)

2014年08月16日

ちっぽけステイタス

『ママ、水こぼれたー
靴ビショビショやぁ(^o^;』
勢い余ってがんばって
我先にと急ぐチビが運ぶ
バケツの中の水は
汲んだときの半分ほどになっている。


『あーあ、
お墓に着いた時には
もう、なかとじゃなかと(;^_^A。』
と、私。




小高い山のてっぺんにある
ふる里長崎のお墓参りのワンシーン。

ふもとにある
お堂から
水をバケツに汲んで
一歩一歩階段を登っていく。

この作業がなかなかの重労働で、
大変(;・д・)。
だって、坂と階段の街だもの。

気の遠くなりそうな階段の数と
ジリジリと照りつける真夏の太陽。


だけど、これが、できると
子どもも
なんだかもう一人前で

大人達はみんなたいそう褒めてくれる。

それが嬉しくて
つい、張り切ってしまう、、、。

我が家に産まれた子ども達の
ちっぽけなステイタス。



墓についたときには
やっぱり水は
かなり減っているのだけれど、
それでも、大人達みんなで
チビを褒めちぎる。
『偉かったねぇ。すごかぁ。
こんげん大きくなって、
ご先祖さまも
喜んでおられるよ(^_-)(^^ )』。
そういって、後からゆっくり
追いついた父がチビの頭をなでる。

いとこの子ども達も一緒になって
みんなで
汗だくになって
掃いて、水を変え、新しいお花を供えた。最後は長崎特有の竹線香に、
火をつける。
『ママ、どうやって線香に
火をつけるん?』

『線香が入っていた紙袋を捻って、、、
そして、
火がつくには
何が必要だったかな?、、、
( ^^)(・ω・)』

『あ!酸素!(^o^)』

『そうや。だからこうやって、、、』

初めて線香に火をつける役に当たった
チビの横顔が、なんだか
逞しく凛々しく見えた。


『母ちゃん、ただいま。
かえってきたばい。今日はね、チビが上まで水を運んでくれたとよ。。』
と、言って手を合わす私。


眼下に見える街の風景は
昔とあまりかわらない。
だからこそ
ここにいるもの達が
年をとったことが、
ありありと見せつけられ
そして新しい生命のエネルギーを感じ取ることができるのだ。



この場所にいなくなったもの
この場所に新しく迎えられたもの。


そんなことを考えながら
ぼぉーと、
長崎の街を見つめていたら
ヒラヒラと、アゲハ蝶。

ありがとう。会いに来てくれたんだ。


かあちゃん、蝶になって
会いたい人に
会えましたか?




  

Posted by cion at 00:32Comments(2)記憶の星座